こんにちは!今回は香川県・高松市にある超人気うどん店「本家わら家」さんを訪れてきました!
屋島観光のついでに立ち寄ったつもりが、思わずその雰囲気と味に感動してしまったので、じっくりご紹介します
「本家わら家」ってどんなお店?
香川県・高松市の人気観光地「屋島」のふもとにある「本家わら家」は、讃岐うどんの原風景がそのまま残されたような名店です。
一歩足を踏み入れると、まるでタイムスリップしたかのような感覚に──。
ここはただうどんを食べるだけじゃない、“体験する”うどん屋さんなんです。
築200年以上!茅葺き屋根の古民家
「わら家」の建物は、江戸時代末期に建てられたという茅葺き屋根の農家をそのまま活かした古民家。
太い梁、土間、囲炉裏…まるで民話の世界に迷い込んだような空間が広がります。
建物自体が文化財級の貴重な存在で、香川の「ざいご(在郷=田舎)」の暮らしぶりを今に伝える場所でもあります。
うどん店でありながら、歴史ある建築と文化を味わえる観光スポットでもあるのです。
懐かしい雰囲気で、心までほぐれる
店内は、木のぬくもりと和の落ち着きに包まれていて、どこか懐かしさを感じさせる空気感。
テーブルや椅子も木製で、昔ながらの民家におじゃましたような親しみがあります。
囲炉裏のまわりには人が集い、湯気が立ち上る釜の音や、店員さんの優しい笑顔が迎えてくれる…
そんなほっとする雰囲気の中で食べるうどんは、格別の味わいです。
自然と歴史に囲まれた、癒しの立地
「本家わら家」がある屋島エリアは、古くは源平合戦の舞台でもあり、歴史的にも文化的にも見どころの多い場所。
周囲には四国村ミウゼアム、屋島山上展望台、新屋島水族館などがあり、観光ルートの中に自然に組み込めます。
さらに、屋島の緑に包まれた立地で、春は桜、秋は紅葉など、四季の風景とともにうどんを楽しめるのも魅力です。
このように「本家わら家」は、
✅ 昔ながらの讃岐の暮らしが息づく建物で
✅ 懐かしさとぬくもりに包まれながら
✅ 地元に根ざした本物の味を楽しめる
まさに“讃岐うどんの世界観”を丸ごと味わえる、特別な一軒です。
人気No.1はやっぱり「釜あげうどん」!
「本家わら家」を訪れたら、まず絶対に食べてほしいのが「釜あげうどん」。
これを食べずして帰るなんて、もったいなさすぎます!
うどんの真髄「釜あげ」とは?
「釜あげうどん」は、茹で上げたばかりのうどんを、冷水で締めずにそのまま釜湯ごと提供するスタイル。
麺は熱々、表面はとろっとやわらかく、中はもっちり。
茹でたての香りとコシが一番よく感じられる、讃岐うどんの素の美味しさを味わうには最適な食べ方なんです。
わら家では、この釜あげうどんが大きな木桶に入って出てきます。
桶の中から湯気とともに顔を出す、白く輝くうどん──見た目からして食欲をそそります!
出汁がまた絶品。徳利スタイルで本格派!
うどんと一緒に運ばれてくるのが、大きな徳利に入った特製つけ出汁。
この出汁が、わら家のこだわりのひとつです。
昆布・いりこ・鰹節などの旨味が凝縮され、ほんのり甘めで香り高く、シンプルながら奥深い味わい。
濃すぎず、でも物足りなさは感じない絶妙なバランスで、一度食べたら病みつきになる味です。
少しだけショウガやネギを入れて、香りの変化を楽しむのもおすすめ。
お好みで七味やすだちを加えても、違った表情が楽しめますよ。
サイズも選べて満足感◎
うどんのサイズは、並・大とあり、並サイズでも意外としっかりボリュームあり!
女性や軽めに済ませたい方には小がちょうどよく、がっつり食べたい人や家族でシェアしたい人には大サイズも人気です。
📌 釜あげうどん(並)……¥570(税込)
📌 釜あげうどん(大)……¥850(税込)
📌 特大うどん(約2人前)……¥1,300(税込)
📌 家族うどん(約4~5人前)……¥3,200(税込)
※価格は変更される場合があるので、事前にご確認を!
つけ合わせにも注目!
釜あげうどんにぴったりなのが、いなり寿司やおでんといったサイドメニュー。
昔ながらの甘じょっぱいいなり寿司は、うどんの優しい味と相性抜群。
セルフで選べるおでん(こんにゃく・大根・たまごなど)も、出汁がしみしみでほっこり温まります。
なぜこの一杯が人気No.1なのか?
わら家の「釜あげうどん」が多くの人に愛されている理由は、その素朴さと丁寧さにあります。
派手なトッピングや豪華さはないけれど、
茹でたての麺の香り、出汁の旨味、そして店の雰囲気すべてが合わさって、「あぁ、美味しいなぁ…」としみじみ感じられる一杯。
「ただのうどん」が、ここでは「旅の思い出」になる。
そんな不思議な力が、この釜あげうどんにはあります。
店内の雰囲気がまた最高すぎる
「本家わら家」の魅力は、うどんの味だけにとどまりません。
店内に足を踏み入れた瞬間から、心がふっとほどけるような空気が流れているんです。
木のぬくもりと、どこか懐かしい空気
店の扉を開けると、まず迎えてくれるのは太い木の柱と黒く燻された梁(はり)。
年季の入った木材は、触れるとほんのり温かく、何十年もの間ここに人が集まってきた歴史を感じさせてくれます。
足元は土間造り。すっと差し込む自然光が、古い木の床や柱にやさしく反射して、まるで絵本の中に入り込んだような非日常の空間が広がります。
座席はテーブル席とお座敷席があり、畳の香りがほのかに漂う和の空間。
囲炉裏を囲む席もあり、冬場は炭のぬくもりとともにうどんを楽しむこともできます。
耳に心地よい“昔の音”
BGMはなく、聞こえてくるのは釜から立ちのぼる湯気の音や、徳利の注ぎ口から出汁が注がれる音、木の床を歩く足音。
この静けさと素朴な音の調和が、「都会の喧騒を離れてきたんだなぁ」と実感させてくれます。
店内には古い農具やかご、古時計などの民具も展示されていて、ちょっとした民芸館のような風情も。
ついつい見入ってしまい、うどんが来るまでの時間すら楽しいひとときになります。
スタッフの人柄も、雰囲気の一部
「本家わら家」では、スタッフの皆さんもとってもフレンドリー。
忙しい中でも笑顔で接してくれて、「初めて来ました」と言うと
「よう来てくれたなぁ」と、あたたかい香川弁で迎えてくれます。
観光客に慣れているのか、英語メニューもあり、外国人のお客さんにも丁寧に対応している様子が印象的でした。
その優しさが店全体にあふれていて、「また来たい」と思わせてくれる雰囲気の一因になっています。
写真を撮るならこんなポイント!
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囲炉裏のあるテーブル席(和の情緒満点)
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茅葺き屋根の店内から差し込む光と影のコントラスト
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木桶に入った釜あげうどんとのツーショット
店内は広々としていて落ち着いた空気が流れているので、食後に少しぼーっと過ごすだけでも癒される空間です。
屋島観光のランチにぴったり!
香川県・高松市の人気観光地「屋島(やしま)」を訪れるなら、ランチはぜひ**「本家わら家」**で決まりです!
アクセス抜群!観光ルートに組み込みやすい
わら家は、**屋島の麓にある観光施設「四国村ミウゼアム」**のすぐ横という絶好の立地にあります。
屋島ドライブウェイからもすぐ近く、車でも公共交通でもアクセスしやすいのが魅力。
四国村ミウゼアムで江戸~明治期の伝統建築を見学し、そのまま徒歩で「わら家」に移動してランチ。
そして午後は車で屋島山上へ登って、展望台から瀬戸内海を一望──というプランが王道のコースです!
🔸 屋島山上までは車で約5分
🔸 高松市街地から車で20〜30分程度
🔸 ことでん「琴電屋島駅」から徒歩約5分(公共交通もOK)
観光中の移動時間を効率よく使えるので、短時間でも濃密な体験ができます。
食後には自然と歴史の景色を楽しもう
屋島エリアは、古くからの歴史と自然の魅力がギュッと詰まった場所。
「屋島寺」や「新屋島水族館」、さらには源平合戦の舞台として知られる壇ノ浦古戦場跡などもすぐ近くです。
「本家わら家」でお腹を満たした後は、
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屋島の展望台で瀬戸内海を一望
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猫に出会える癒しのスポット「屋島ドライブウェイ」沿いのビューポイント
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屋島寺の厳かな雰囲気に触れる散策
など、ランチ後も存分に楽しめます!
特に春(桜)・秋(紅葉)のシーズンは風景が格別で、うどん+絶景という贅沢な組み合わせが叶います。
お子さま連れにも嬉しいポイント
わら家の広々とした店内は、お子さま連れでも安心して利用できるのがポイント。
座敷席もあり、家族連れでもゆっくり食事ができます。
さらに、釜あげうどんは優しい味わいなので、子どもでも食べやすく、
「うどんが好きになった!」という声もよく聞かれるとか。
四国村には吊り橋や民家見学など、小学生にも楽しい体験がたくさんあるので、家族旅行のランチ休憩スポットとしても最適です。
旅の真ん中に「ほっ」と一息つける場所を
観光中はついつい詰め込みがちになりますが、
「本家わら家」では、時間の流れがゆるやかに感じられます。
歩き疲れたら、温かいうどんと囲炉裏のぬくもりでリフレッシュ。
香川旅の途中に、五感で“讃岐”を味わえるランチタイムをぜひどうぞ。
まとめ|香川らしさを全身で味わえる、うどん旅の立ち寄りスポット
香川といえば「うどん県」と呼ばれるほど、うどんは県民の誇りであり文化そのもの。
その中でも「本家わら家」は、単にうどんを味わうだけでなく、“讃岐という土地の空気感そのもの”を体験できる特別な場所です。
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茅葺き屋根の風情ある古民家
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釜あげうどんの立ちのぼる湯気と豊かな出汁の香り
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木のぬくもりと囲炉裏のある懐かしい空間
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自然と歴史に包まれた屋島という立地
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地元の人の温かさを感じられる接客
これらすべてが重なって、ここでしか味わえない“うどん時間”が流れています。
観光で立ち寄った方も、香川に何度も来たことのある方も、
「やっぱり香川はいいな」「また来たいな」と心から思える、そんな場所。
食べて、ほっとして、風景を眺めて、笑って。
五感で香川を感じる旅の途中に、「本家わら家」はぴったりのひと休み処です。
香川うどん旅のモデルルートにも最適!
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朝:高松市街を出発 →
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午前:四国村ミウゼアムで建築と文化に触れ →
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昼:わら家で釜あげうどんランチ →
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午後:屋島山上から瀬戸内海を一望!
という流れなら、半日で「食・歴史・自然」がそろった充実プランに。