カルボナーラはもちろんご存知ですよね。
パスタを食べに行くとカルボナーラという方も決して少なくないのではないでしょうか。
一説によると女性よりも男性の方が好きな人が多いらしいですが、パスタ麺ではなくうどんを使ったカルボナーラうどんなるものが人気だというのはご存知でしたか?
某レシピサイトで「カルボナーラうどん」を検索すると500近いレシピが見つかりました。
カルボナーラの定義
ところで、カルボナーラと言われて明確にイメージができるでしょうか?
もちろんできますよね。でも、クリームパスタじゃなくてカルボナーラですよ。と念押しされると、ちょっと自信がなくなってきたりしませんか?ちなみに私は詳しく説明できませんでした。
ということで、ウィキペディアで調べてみたところ、カルボナーラとは、チーズや豚肉の塩漬け、黒コショウ、卵を使ったパスタ料理で、パスタにはスパゲッティを用いる。となっています。
元々はローマの料理らしく、生クリームは使わないのが正式なカルボナーラなのだそう。
卵は卵黄のみを使う場合と全卵を使う場合とがあるようなので、これはどちらでもOKのようです。
クリームパスタの定義
クリームパスタには特に定義はなく、ホワイトソース、シチュー、生クリームなどクリームが入っていればなんでもクリームパスタということでOKなのではないかと思います。
カルボナーラに生クリームを入れたそもそものきっかけは、熱で卵が固まると麺までくっついて食べにくくなってしまうので、クリーム状にして食べやすくすることが理由だったようです。
ただ、そうなってくるとどこまでがカルボナーラなのか?生クリームを入れちゃったらそれはもうカルボナーラじゃないよね?というところから明確な線引きをするためにクリームパスタと呼ばれ出したのかもしれません。
うどんで作るカルボナーラ
さて、カルボナーラうどんですが、ご存知の通り、麺がうどんである時点で既にカルボナーラではないので、カルボナーラ風にアレンジしたうどんということになります。
よって、生クリームが入ったり和風だしが入ったりすることもあるようですが、クリームうどんでもカルボナーラ風うどんでもなくインスタグラムのハッシュタグに倣ってカルボナーラうどんという名称で呼びたいと思います。
釜玉うどんと何が違う?
と、ここでさぬきうどん好きの方なら思いますよね。そう、うどんに卵を絡める。それもう釜玉うどんじゃん。と。
だからあえてここで言っておきます。肉っぽいものを抜き、黒コショウをかけないのであれば、それはまごうことなき釜玉うどんです。
カルボナーラうどんという名称で呼ぶのであれば、グアンチャーレやパンチェッタとまでは言わずとも、せめてベーコンは使っておかなければなりません。
そして、粉チーズは最悪なかったとしても、黒コショウはかけたいですよね。それだけで釜玉ではなくカルボナーラのような気がしてくるのではないかと思います。
お店で食べるなら釜バターうどん
ちなみにカルボナーラうどんという名称ではありませんが、お店でもカルボナーラ風のうどんを食べることができます。
とっても有名なので既にご存知の方も多いかもしれませんが、これを食べるために毎日長蛇の列ができるという、バカ売れのうどんこそが「釜バターうどん」です。
もしさぬきうどんの中にちょっぴり変わり種のうどんを織り交ぜたいなら、釜バターうどんはぜひ一度食べておいていただきたいひと品です。
うどんバカ一代
住所 | 香川県高松市多賀町1丁目6−7 |
電話番号 | 087-862-4705 |
営業時間 | 6:00~18:00 |
定休日 | 無 |
席 | 42席 |
駐車場 | 30台 |
5分でできるカルボナーラうどん
では、実際にカルボナーラうどんを作っていきましょう。
・ベーコン1枚(ハーフなら2枚)
・卵
・黒コショウ(あらびき)
・粉チーズ
・きざみねぎ
粉チーズときざみねぎはお好みでOKですが、黒コショウがないとただの釜玉みたいになっちゃうのでココは必須です。
冷凍うどんをちょっとだけ洗う
冷凍うどんをレンジにかける前に、ちょっとだけ水をかけておきます。
水分を含ませた上でラップをしてレンジにかけることでうどんのもっちり感がアップするので、ぜひ試してみてください。
必須ではないので、この工程は省いても問題はありませんが、ベーコンと一緒にラップをかけてレンジにかけるので、うどんのラップはどのみちいったんはがす必要があります。
さほど手間はかかりませんし、どうせならおいしい方がいいですよね。
ベーコンを刻み、うどんと一緒にまとめる
うどんとベーコンは別々にしておいても問題ないのですが、例えばうどんとベーコンを一緒にすることでうどんの熱も使ってベーコンを温めることができますし、一緒にしておくことでいろいろとプラス効果があります。
お皿に入れてレンジで4分間加熱する
冷凍うどんをレンジに入れて、600Wで4分間加熱します。500Wなら4分30秒ぐらい加熱ししましょう。
解凍するだけなら3分~3分30秒程度でも問題なく温まるのですが、うどんカルボナーラを作る場合、4分間の加熱は必須です。
ココの時間は省いたらダメですよ。
卵は卵黄だけを取り分け、簡単に味付けする
卵は容器に卵黄だけを分けておいてください。
この時、醤油やめんつゆなどを少しかけて味付けしておくことをお勧めします。
★卵黄のみを使用する場合
おすすめは卵黄のみを使用するパターン。味が濃厚になり、とてもおいしく仕上がります。
ただ、麺がくっついてかたまってしまうので食べにくいと感じる方は工夫が必要かもしれません。
★卵白も使用する場合
卵白を使用する場合、味が淡泊になるので、黄身と同じ味付けだと少し物足りなさを感じるかもしれません。
釜バターうどんのようにバターを入れたり、クリームパスタのように生クリームを入れたりして味を調えるのもアリでしょう。
どちらにするかはお好みになりますが、5分でお手軽に調理するのは卵黄のみが手っ取り早いので、今回はそちらの調理法をご案内します。
レンジで4分経過してからが勝負
レンジが4分経過したらすぐにラップをはがし、うどんの下に卵黄を滑り込ませます。
ここですぐに混ぜずに10秒程度放置してからまぜましょう
レンジで温めが完了したらすぐに調理にかかるのがポイント。
時間の経過と共に温度が下がってしまい、30秒から1分程度放置するだけでうどんに卵を絡めても卵が固まらなくなってしまいます。
しっかり混ぜて卵と絡めましょう
卵の黄身をうどんの熱で10秒程度蒸したらすぐにかき混ぜましょう。
温度が高いうちに混ぜれば卵がうどんに絡み、その温度によって固まってきます。
味を調えて完成!
黄身が固まってカルボナーラっぽくなったら、後は黒コショウと粉チーズをかけて、お好みでネギを乗っければ完成です。
タラコと海苔をまぜるなど、アレンジを加えてみてもOKです。
ぜひ自分好みのカルボナーラうどんを探してみましょう。
カルボナーラうどんの作り方(おさらい)
カルボナーラうどんの作り方を表でまとめておきました。
作り方だけを見たい方はこちらを参考にしてください。
・ベーコンを刻んで冷凍うどんと一緒にラッピング
・お皿に乗せてレンジで加熱(600Wで4分、500Wで4分30秒)
・卵は黄身だけ取り分けて醤油やめんつゆで軽く味付け
・時間が経ったら器を取り出し、ラップをはがす
・卵黄をうどんの下に滑り込ませ、10秒待つ
・うどんの熱で卵の黄身が固まるまでかきまぜる
・黒コショウ、粉チーズ、きざみねぎをお好みでかけて完成