【香川・高松】朝から大満足!地元民に愛される「さか枝うどん本店」で本場の讃岐うどんを体験!

うどん巡り

香川に来たら、やっぱり外せないのが「讃岐うどん」。
数あるうどん店の中でも、地元の人たちが日常的に通う名店として知られるのが、高松市にある「さか枝うどん本店」です。

今回は、早起きしてでも行きたい!と評判の「さか枝うどん」の魅力を、観光客目線でご紹介します!

朝7時台から営業!早朝うどん文化を体験

「さか枝うどん本店」は、なんと朝7時台からオープン
まだ街が目覚めきっていない時間にもかかわらず、店内にはすでにお客さんの姿が。出勤前の会社員や、部活前の学生、ご近所の常連さんなど、地元の人たちが次々と暖簾をくぐっていく様子は、まさに**“香川の日常”**そのもの。

香川には「朝うどん」という文化があります。観光で訪れたら、少し早起きしてこの習慣を体験してみるのもおすすめ!
ひんやりした朝の空気の中で食べる湯気立つ一杯は、格別の美味しさ。特に、旅の一日を元気に始めたい人にはぴったりです。

「観光の前に腹ごしらえ」「ホテルの朝食はスキップして、地元の味を堪能」――そんなスタイルが叶うのが、さか枝の魅力。朝から本場の讃岐うどんを楽しめるなんて、ちょっとした贅沢体験ですよね。

注文も楽しい♪ セルフ形式でわくわく体験

「さか枝うどん本店」のもうひとつの魅力は、昔ながらのセルフサービス形式
お店に入るとすぐに、立ち上る湯気と出汁の香ばしい香りに包まれ、食欲が一気に刺激されます。
ここでは、注文・盛り付け・支払いまで、自分で進めるのが基本スタイル。

まずは入り口でトレーを取って、カウンター越しにうどんの種類とサイズを注文。
「かけ(あたたかい)」「ひやあつ(冷たい麺に熱い出汁)」など、讃岐特有の言葉が飛び交って、最初はちょっとドキドキ。でもご安心を。店員さんはとても親切で、初心者にも丁寧に教えてくれます。

うどんを受け取ったら、自分で麺を湯通しし、出汁を注ぎ、好みの天ぷらやおにぎりを選んでいきます。
この“セルフうどん体験”が、地元気分を味わえるうれしいポイント!

天ぷらコーナーには、ちくわ天、げそ天、なす天など、どれも魅力的で迷ってしまうかも…。
どんぶりを片手に「あれも美味しそう、これも食べたい」と選ぶ時間も、観光中のちょっとしたアトラクション気分です。

最後にお会計を済ませたら、あとは好きな席に座って、できたてのうどんを思いっきり楽しむだけ。
自分で作った一杯には、特別なおいしさがあります。

シンプルなのに感動!本場の味にうなる

さか枝うどん本店のうどんは、見た目こそシンプル。でも一口食べれば、その印象は一気に覆されます。

まず驚くのは、もちもちとした弾力のある麺
コシがしっかりしていながらも、どこか優しさを感じる口当たり。手打ちならではの自然な太さと不揃いな形が、逆に“本物感”を際立たせます。かみしめるほどに小麦の香りがふわっと広がり、「ああ、これが讃岐うどんか…」と感動がこみあげます。

そして、何より印象的なのが出汁(だし)。
イリコ(煮干し)をベースに、昆布や鰹の旨みを加えた澄んだスープは、香り高くてまろやか。飲んだ瞬間に心がホッとする、素朴でありながら奥深い味わいです。旅の疲れも、早起きの眠気も、すっと吹き飛ぶような感覚。

メニューはどれもシンプルだからこそ、素材と職人の腕が光ります。
観光客に人気なのは、定番の「かけうどん」や「ひやあつ」、そして夏場には「ぶっかけうどん」もおすすめ。さらに、ちくわ天や半熟たまご天をトッピングすれば、手軽に“自分だけの一杯”が完成します。

見た目は地味なのに、一口ごとに感動がじわじわと広がっていく――
それが、さか枝のうどんが「毎日でも食べたくなる」と言われる理由です。

地元に愛されて、復活した名店

「さか枝うどん本店」は、ただの人気店ではありません。
ここには、**地元に根ざした“物語”**があります。

実は、さか枝は2017年に一度その歴史に幕を下ろしました。
長年親しまれてきた店の閉店は、地元高松にとって大きな衝撃。
「さか枝がなくなるなんて考えられない」
「朝うどんの習慣がなくなってしまう」――そんな声があふれ、多くの人が別れを惜しみました。

しかし、それから2年後の2019年。
なんと、同じ場所で「さか枝うどん本店」として再出発。この復活には、地元の人々の熱い想いと、うどん文化を守りたいという関係者の強い意志が込められていました。

以前と変わらない味、変わらないセルフ形式、そして変わらない笑顔。
「おかえり」と言いたくなる、そんな温かい空気が、店の中には今も流れています。

観光客として訪れても、その“ただいま”の空気を感じられるのがさか枝の魅力。
単なるうどん屋ではなく、地域の人たちの記憶や日常に寄り添ってきた存在だからこそ、他のどの店とも違う特別な味わいがあります。

アクセス&基本情報

  • 店名:さか枝うどん 本店

  • 住所:香川県高松市番町5丁目2-23

  • 営業時間:7:00頃〜15:00頃(※麺が売り切れ次第終了)

  • 定休日:土曜・日曜

  • アクセス:JR高松駅から徒歩約15分/高松市役所のすぐ近く

本場の讃岐うどんを、朝から“体験”できる特別な場所

「さか枝うどん本店」は、ただ讃岐うどんを“食べる”だけの場所ではありません。
ここでは、地元の人たちが毎日通う“朝の風景”を間近で見ながら、香川の食文化を体験することができます。

  • 朝7時から始まるローカルなうどん時間

  • 自分で作るようなセルフ式のワクワク感

  • シンプルなのに感動する麺と出汁の味わい

  • そして、地元に愛され、復活を果たした心温まるストーリー

観光で訪れるなら、ホテルの朝食を一日だけスキップして、ぜひ早起きして行ってみてください。
湯気の中で食べる一杯のうどんが、きっと旅の思い出をもっと特別なものにしてくれるはずです。

さか枝は観光名所ではないかもしれません。
でも、香川という土地の空気や人の温もり、食の魅力をぎゅっと凝縮したような場所
そんな場所にこそ、本当の“旅の感動”が詰まっているのかもしれません。